【ガン関連1-②】健康診断の次の日

知らない番号から電話

2020年8月27日。
健康診断の次の日の朝。


スマホ

ブルルルルッ!!

通勤中の電車の中で、知らない番号から電話が掛かってきた。

こんな時間に誰だ?

この時点では病院からの電話だとは思わなかった。

私は基本的に知らない番号からの電話はその時は出ずに
着信が切れてから着信履歴から電話番号をネットで検索してから掛けるようにしている。

でも、この日は

電車の中で電話したくないな。

と思ったけど

後で掛け直すのもめんどくさいな。

と思い、とりあえず電話に出てみた。

シーンとしてる電車内で電話に出た

ちょっと控えめな声で

もしもし?

と言ってみた。

そしたら電話相手は開口一番に

検診センターの女性

健康診断を受けた検診センターです。

と言ってきた。

その直後、

あっ!
昨日の超音波検査の件か・・・!?


と、忘れていた昨日の不安が思い出されて頭の中で繋がった。

朝からドキドキさせられる内容を告げられる

電話の内容は

検診センターの女性

左の胸に異常があったので、
すぐに大きな病院で精密検査をしてください。

検診センターの女性

なつみさんの家の近くに○○病院があるので
そこはどうでしょうか?

検診センターの女性

紹介状と超音波検査の結果のCD-Rを郵送します。

と言う内容だった。

ちょっと何言ってるのかわからない。

と思いながらも、言われるがままに

はい。

と返事をし電話を切った。
健康診断後にこのような電話が来たのは初めてだった。

心臓バクバクッ!
折角座れたのに眠れない!

電車の中で座れたらいつもは寝ているけど、この日は眠れなかった。

すごく嫌な気分になったけど、この時はまだ泣きはしなかった。
とりあえずいつも通り会社に行った。

そもそも何の病気なんだ?

超音波検査も初めての私にとってこの時点で

検診センターの女性

あなたは乳がんかも知れません。

とは一言も言われていない為
何の病気か解らなかった。

再検査って何をするんだろう?

何を調べる検査なの?

それって痛いのかな?

と、フワッとした事しかまだ考えていなかった。

電話で言ってた書類が家に届く

後日、電話で言ってた紹介状と超音波検査のCR-ROMが届いた。

そこにお手紙が入っていたけど一言も

書類

乳がんかもしれないから
早く病院へ行ってね!

とは書かれていない。

へー。
早急な受診が必要ってなんだろー?

この堅苦しい文章を読んでも危機感は感じなかった。

紹介状もサラッと見てみたけど、
文字が多くて読む気がしないからスルーしていた。

後から読み返すと「乳がん」と言う単語が多発している!

今思えば
ちゃんと読んでなかったからこそ能天気に過ごす事が出来た。

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