【ガン関連3-④】いよいよ手術

手術日の朝

2020年11月19日。
今日はいよいよ手術日。
朝7時に検温とか血圧を測る為、起こされた。

7時30分に朝ごはんの時間が始まる。
けど私は絶食の為食べられない。

同室の患者さん

もぐもぐ

ううっ!
美味しそうな匂いがするよぉ。

手術の前の過ごし方

看護師さん

1人目の手術が終わったら呼ぶので
リラックスして過ごしててくださいね。

私の手術は1人目が終わってからの13時の予定だった。
朝ごはんは食べちゃいけなくて、
水も10時までしか飲めない。

自分が呼ばれるまで待ってる間に

看護師さん

体温を測りましょう。

看護師さん

血圧を測りましょう。

乳腺外科の雰囲気イケメン主治医

回診です。

形成外科
の主治医

回診です。

看護師さん

手術着に着替えましょう。

点滴する医者

今から点滴します。

乳腺外科の雰囲気イケメン主治医

医療用の油性ペンみたいなので胸の周りにマーキングします。

看護師さん

手術用の靴下を履いて慣れておきましょう。

色んな人が入れ替わり私のベッドに来て、なんか落ち着かない。

緊張とか怖さもあるけど、一番に思うのは、

今ここにある左胸とはこれでお別れなんだな・・・。

と言う寂しさがあった。

貧乳で自分の胸が気に入ってた訳じゃないけど
今から切り落とされると思うと名残惜しい。

そんな事を考えながら
パラビで半沢直樹を見ながら連絡を待つ。

そして13時が過ぎ、

看護師さん

1人目の手術が終わりました!
さぁ行きましょう!

はいっ!

最後のトイレを済まし、
ドキドキしながら看護師さんに連れられて手術室へ向かう。

手術室へ移動

今日の夜ご飯何だったんですかー?

あたしは食べられないけど気になるなー。

看護師さん

今日はからあげだよー。

とか他愛のない会話をしながら
看護師さんと一緒にテクテク歩いて手術室に入る。
ドラマとか映画みたいにベッドでガラガラ運ばれるのかと思っていた。

手術室に到着

手術室に入ると

手術室の
スピーカー

♪♪♪♪~

おっ!
音楽が掛かってる。

クラシックが流れている。
音楽が流れてるだけで気分が変わる。

手術室の人

まずは椅子にお座りください。

一度、用意されたパイプ椅子に座る。

手術室の人

名前と生年月日を教えてください。

手術室の人

どっちの胸を手術をしますか?

左です。

などを確認される。
どっちの胸かは何度も聞かれた。

調べたら

新聞

間違えて反対側の胸を手術してしまった!

と言う医療ミスが他の病院であったみたい。

待ってる間に周りを見渡してみた。

手術室ってたくさん人が居るんだ。

私は全摘+再建の為、
乳腺外科の主治医と形成外科の主治医が今回の手術を担当する。
他にも女性が5人位居て全部で10人位の人が手術室に居た。

形成外科
の主治医

体調はどう?

バッチリですっ!

形成外科の女性の先生は私に声を掛けてくれた。

手術台に乗る

手術室の人

じゃあ手術台に横になってください。

と、言われ
手術台に横になり、手術用の服を脱がされ、体に管を巻き付けたり何やら準備が始まる。

そして、
形成外科の主治医が私の胸に消毒のスプレーをした。

スプレー

シュッ!!
シュッ!!

キャッ!?

冷たいっ!

って言ったら

形成外科
の主治医

びっくりした!?
あははっ!

って笑ってくれた。

なごむ~

緊張してる身としてはこういう少しの笑いでも大事!

色んな人が色んな準備してるんだなー。

手術台に寝っ転がりながらキョロキョロ周りを見渡すと
乳腺外科の主治医は後ろを向きながら何かの準備をしてる。

乳腺外科の雰囲気イケメン主治医

ガサガサ
ゴソゴソ

おっ!?
乳腺外科の主治医はっけーん!

いつ私に「頑張ろうね!」って言ってくるんだろうなー

ってワクワクしながら手術台で横になりながら待つ。

私は2つの科をまたいでいる為、主治医が2人居るけど
メインは乳腺外科だし、診断書も乳腺外科の主治医が書くから
私にとっての一番の主治医は乳腺外科の主治医になる。

麻酔を投入される

手術室の人

じゃあ今から麻酔を入れていきますね。

手術室の人

冷たくなりますよ。

と言われ、酸素マスクみたいなのを付けられる。
だけど冷たさを感じなかった。

ヤバいっ!
あたしって麻酔が掛からないの!?

と焦り、

全然冷たくないんですけどっ・・・!!!

と言ったのが最後の記憶になる。

・・・ZZZ

次に目が覚めた時は手術が終わって起こされた時だった。

結局、乳腺外科の主治医とは、
一言も喋らず、お互い顔を見る事もなく手術が始まっていた。

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